GI図鑑地理的表示(GI)産品の図鑑
GIのしくみ

GI(地理的表示)とは

地理的表示(GI: Geographical Indication)は、産地の自然や伝統の技と結び付いた品質を持つ産品の名前を、国が知的財産として保護する制度です。

GI(地理的表示)とは何ですか?

GI(Geographical Indication、地理的表示)は、産地の自然条件や伝統的な作り方と結び付いた品質や評価を持つ産品の名前を、国が知的財産として登録し保護する制度です。登録された名前は、原則として決められた産地と生産方法を守ったものにしか使えません(登録前から使われていた名前の「先使用」などの例外があります)。

日本のGI産品はいくつありますか?

当サイトでは、農林水産省に登録された農林水産物・食品などのGIを170品、国税庁が指定した酒類のGIを31件、合わせて201件を掲載しています(2026-10-29時点の確認。農林水産省に登録された国内の産品の全件です)。農林水産物GIの最新の登録は日本茶(2026年7月10日)です。

農林水産物のGIと酒類のGIは何が違うのですか?

農林水産物・食品のGIは「地理的表示法」(特定農林水産物等の名称の保護に関する法律、2015年施行)に基づいて農林水産大臣が登録します。日本酒・焼酎・ワインなどの酒類のGIは、酒税の制度のもとで国税庁長官が指定します。根拠となる法律と担当の役所が違うため、公式の一覧も別々になっています。

GIマークとは何ですか?

GIマークは、農林水産物・食品のGIに登録された産品であることを示す国の登録標章です。登録産品の名前と一緒に付けることができ、不正な使用は法律で禁止されています。GI産品を主な原材料とする加工品にも、原材料の登録名称と一体的に表示するなどの条件を満たせば付けられます。デザインや使い方は農林水産省のページで確認できます。

本物のGI産品はどう見分ければいいですか?

登録された名前と、GIマーク(農林水産物・食品の場合)が付いているかを確かめましょう。GIの名前は同じ名前の一般品より範囲が狭いことが多く、産地・品種・育て方などの条件を満たしたものがGI産品です。ただし「先使用」などの例外で、GI産品でない商品に同じ名前が使われることもあります。通販やふるさと納税では、商品説明の産地や「GI」の表示も手がかりになります。

GIと地域団体商標はどう違うのですか?

地域団体商標は特許庁に登録する商標で、名前の使い方を権利者の団体が管理し、侵害には団体自身が対応します。GIは産品の品質の基準(生産方法や特性)まで登録し、国が基準を満たしているかを確認するしくみで、不正な表示は国が取り締まります。両方に登録されている産品もあります。

日本のGIは海外でも守られますか?

日本とEUの経済連携協定(2019年発効)などにより、一部の日本のGIは相手国・地域でも保護されています。相互保護の対象かどうかは、産品ごとに農林水産省・国税庁の情報で確認できます。

GIの偽物を見つけたらどうすればいいですか?

農林水産物・食品のGIの不正な表示は、農林水産省の通報窓口に知らせることができます。酒類のGIについては国税庁(最寄りの税務署)が相談先です。

公式情報